かつて食事というのは、あくまでも生きるためのものでした。もちろん、今でも食事というのは生きるためのものでもあるのですが、最近では食事の在り方というのも変わってきましたよね?
そういった中で食を通してさまざまなものをコーディネートするフードコーディネーターという資格が注目されています。
フードコーディネーターとは、どんな資格?
フードコーディネーターには、3級から1級までのレベルがあります。
3級は入門レベルで食に関する幅広い知識を習得していきます。
2級になると、ようやくアシスタントとして活躍できるくらいのレベルになります。
1級になると、フード業界でフードコーディネーターのプロという形で活躍できるレベルになります。日本で最初で唯一のフードコーディネーター資格になります。
フードコーディネーター受験生の声
仕事にも活用できる場面
フードコーディネーターの資格取得したからといって仕事をしなければいけないというわけではありませんが、仕事でも十分に活かしていくことのできる資格です。
特に、飲食・フード業界で働いている方や転職を考えている方にとっては大きな強みになります。
各方面のスペシャリストを集めてそれぞれに指示を出すといった司令塔的な役割も果たせますので、キャリアアップも十分に可能です。
私生活で役立つ場面
食というものに興味がある方であれば、趣味の延長線上という形で資格を取得していくことができます。
毎日の食生活はもちろん、飲食に関わっている方の悩み相談などにも親身になってアドバイスすることができるのではないでしょうか?
何を勉強するのか
食には大きくわけて、文化、科学、デザイン・アート、経済・経営の4つの分野があります。
それぞれの基本から実践的な知識までを勉強していきます。その中から自分の得意な分野を見つけていくことが大切です。
フードコーディネーター資格取得の難易度
3級と2級に関しては、難易度としては低いものと思っていていいでしょう。
1級は当然3級や2級に比べれば難しくはなりますが、難易度は普通といったところです。目立って難しいということはないでしょう。
独学でも合格は可能ですが、300時間から800時間と結構な勉強時間が必要になるものと思っておいたほうがいいでしょう。
合格まで最短ルートを目指したい方はスクールなどを利用したほうがよさそうです。
フードコーディネーター認定試験の概要
試験内容
- 3級(入門レベル)
- 2級(アシスタントレベル)
- 1級(プロレベル)
フードコーディネーター3級は、入門レベルです。「食」に関する幅広い知識を取得することができます。
フードコーディネーター2級は、フードコーディネーターのアシスタントレベルです。お客さまの欲求をとらえる、幅広い能力と基本的コーディネート力が身につきます。
フードコーディネーター1級は、フード業界でプロとして活動できるレベルです。
仕事の規模や質に応じてチームを組み各分野のスペシャリストたちに的確な指示や方向性を示し、成すべき最善の解決法を見い出す能力が身につきます。
出題形式
3級は試験は全てマークシート方式。
2級・1級は、1次試験がマークシート方式、2次試験は記述式。
合格率
3級合格率
非公開
2級合格率
年度 | 1次合格率 | 2次合格率 |
---|---|---|
2015年 | 75.78% | 43.00% |
2014年 | 79.61% | 35.40% |
2013年 | 77.61% | 38.99% |
2012年 | 74.44% | 29.47% |
2011年 | 77.33% | 30.80% |
2010年 | 73.29% | 36.63% |
2009年 | 79.95% | 31.45% |
1級合格率
年度 | 1次合格率 | 2次合格率 |
---|---|---|
2015年 | 45.45% | 40.00% |