ITというのはもはやIT業界だけではなく、生活の至るところにちりばめられているものとなりました。非常に身近な存在だからこそ、やはりある程度ITについては理解しておきたいものですよね?
そこでおすすめなのがITパスポート試験です!事務職など一般社員クラスで保持していると、就職にとても有利になりますよ。
ITパスポート試験とは、どんな資格?
ITパスポート試験というのは、経済産業省が認定している国家試験です。IT技術の進展に合わせ「初級シスアド検定」を整理統合した比較的新しい資格です。国家資格ということもあり、信頼度が高いのも魅力です。
IT業界に限らず非IT業界でも当たり前となったITの基礎知識をしっかりと学んでいくことができます。情報処理における入門編といっていいでしょう。ただITの基礎知識を知るというだけではなく、社会人の方にとって役立つ知識やスキルを身につけていくことができます。
ITパスポート受験生の感想
仕事にも活用できる場面
ITパスポート試験の資格を持っておくと、ネット業界に転身しやすくなりますし、それによって在宅業務もやりやすくなります。通勤するという形にこだわることなく、もっと自由な形で働きたいという方にとって、可能性を拡げてくれる資格なのです。また、入門編的な意味合いを持っているITパスポート試験ですので、新入社員が入社前に身に着けるくらいのレベルになります。しかしながら、このレベルであっても事務職の方がそれだけの知識とスキルを持っていれば転職などのときにも有利になります。大企業の中にもITパスポート試験の取得を奨励しているところはたくさんありますので、仕事においては大きな強みになってくる資格です。未経験からIT業界への転職を考えている方であれば、強みにもなりますし、転職するにあたっての一種の研修のような形で知識やスキルを身につけていくことができるでしょう。
何を勉強するのか
ITパスポート試験では、ITへの正しい理解、ITの活用や付加価値、職場における課題の把握や分析、課題を解決するためのIT技術について、ITの安全利用やコンプライアンス向上などについて勉強していくことになります。
ITパスポート資格取得の難易度
ITパスポート試験の合格率は40%から50%ほどです。難易度としては、中程度といったところです。40時間から50時間ほどの勉強で合格を目指すことができます。中には数日の勉強で合格したという方もいるようですので、短期集中での取得も可能です。独学でも合格は十分に可能です。参考書やテキストが1冊あれば、問題ないでしょう。
ITパスポートの試験概要
試験内容
- ストラテジ系(経営全般):35問程度
- マネジメント系(IT管理):20問程度
- テクノロジ系(IT技術):45問程度
企業と法務
経営戦略
システム戦略
開発技術
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
基礎理論
コンピュータシステム
技術要素
出題形式
CBT方式
(コンピュータを利用して実施する試験方式のことです。受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。)
合格率
・受験者数:73,185名
・合格者数:34,696名(合格率47.4%)
(平成27年度)
合格率はおおむね40%〜50%前後を推移しています。