高齢化社会が進む昨今、とても注目されている介護福祉士資格について紹介していきましょう。
介護福祉士とは、どんな資格?
介護福祉士は名称独占の国家資格です。介護福祉士国家試験に合格しなければ「介護福祉士」を名乗ることはできません。
高齢化社会が進む昨今、介護福祉士は重宝され、今後ますます社会的信頼度が増していく資格とも言われています。
介護業界で長く働きたい場合には、ぜひ取得しておきたい資格の一つです。
介護福祉士の主な就職先
介護福祉士は主に、老人ホームなどの介護福祉施設で働きます。
また、高齢者の家に出向いて介護サービスを提供する居宅介護など、介護サービスも高齢者の生活スタイルに合わせて多様化しているため、今後ますます活躍の場が増えていくことでしょう。
どんな仕事をするのか?
仕事内容は主に、高齢者などに介護サービスを提供することです。
具体的には「食事の手助け」「入浴の手助け」「排泄の手助け」「体調管理の手伝い」などとても多くの仕事があり、個々の高齢者に合ったサービスを提供していかなければいけません。
高齢者のための便利屋さんになるのではなく、高齢者の自立や尊厳を保つことが大切なのです。
時には、他愛のない会話をしたり、悩みと向き合ったり、簡単なレクリエーションを行ったりと、多岐にわたる仕事内容がやりがいをもたらせてくれます。
介護福祉士・資格試験の難易度
介護福祉士資格試験の合格率は、毎年50%から60%の水準を保っています。難関資格ではないため、介護職員として働きながら資格を取得される方が多いです。
資格試験はマークシート方式ですが、範囲がとても広いため勉強は大変です。
専門用語や法律についても学ばなければいけません。独学で合格を目指す場合は、継続した勉強が必要となります。
過去問題集などを活用して効率的な勉強を行うといいでしょう。また、確実に合格を手にしたい場合は、通信講座やスクールに通うという手もあります。
介護福祉士の受験資格
介護福祉士資格試験の受験資格として、「介護職としての実務が実働年数3年以上かつ介護職としての実務が実働日数540日以上」+「介護福祉士実務者研修合格」の2つをクリアすることで、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。学歴や年齢、国際は問われないのでご安心ください。
介護福祉士の試験概要
試験内容
人間と社会:16問
- 人間の尊厳と自立
- 人間関係とコミュニケーション
- 社会の理解
介護:52問
- 介護の基本
- コミュニケーション技術
- 生活支援技術
- 介護過程
こころとからだのしくみ:40問
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- こころとからだのしくみ
医療的ケア:5問
総合問題:12問
出題形式
五肢択一を基本とする多肢選択形式
出題数は125問
総試験時間数は220分
合格率
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