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中小企業診断士ってどんな資格?

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中小企業診断士は、経営コンサルタントとして唯一の国家資格で「日本版MBA」ともいわれています。

中小企業診断士は、ビジネスパーソンに非常に人気の資格です。

中小企業診断士とは、どんな資格?

中小企業診断士の学習をすることで、会社・組織の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)に関わる知識が横断的に身に付くことでしょう。

キャリアアップを目指す、就職・転職する、独立開業する等、いずれの場合においても、非常に大きな強みとなるスキルを養える資格です。

就職先にはどういうところがあるか

中小企業診断士に合格・登録すると、企業経営全般の知識を有する者の証明になるため就職で有利になります。

民間企業の経営企画部、コンサルティング会社、または民間企業の管理職等の採用において優遇されます。

また、中小企業診断士に登録すると独立開業も可能で、公的機関から仕事を紹介してもらうことで、年収1000万円程度稼ぐこともできます。

何を勉強するのか

中小企業診断士になる為には、国家試験である「中小企業診断士試験」を受け、合格する必要があります。

中小企業診断士は経営コンサルタントなので、

  • 経済学・経済政策
  • 財務・会計
  • 企業経営理論
  • 運営管理(店舗販売管理・生産管理)
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・中小企業政策

など、経営全般に関する知識を学びます。

また、中小企業診断士は2次試験もあり、1次試験で学んだ知識を元に、中小企業の診断及び助言に関する記述式の試験があります。

中小企業診断士の難易度

中小企業診断士資格の難易度は高く、1次試験の合格率は約20%、2次試験の合格率は20%弱になっています。

1年間、約800時間~1,500時間もの時間勉強をしなければ、合格は難しいとされています。

また、試験合格後は、15日間の実務補習が必要となります。

参考 中小企業診断士の難易度

中小企業診断士の試験概要

試験内容

試験 科目数 出題形式 開催時期
1次試験 7科目 マークシート式 毎年8月
2次試験(筆記) 4科目 記述式 毎年10月
2次試験(口述) 4科目 口述式 毎年12月

中小企業診断士・1次試験の科目

1次試験は、1.経済学・経済政策、2.財務・会計、3.企業経営理論、4.運営管理(オペレーション・マネジメント)、5.経営法務、6.経営情報システム、7.中小企業経営・中小企業政策までの全7科目を3年以内に受けてすべて合格すれば、合格となります。

科目 試験時間 配点
企業経営理論 60分 100点
財務・会計 60分 100点
運営管理 90分 100点
経済学・経済政策 90分 100点
経営情報システム 60分 100点
経営法務 60分 100点
中小企業経営・政策 90分 100点

2次試験(記述式)

2次試験は中小企業の診断及び助言に関する実務の事例(全4科目)の記述試験を受験し、合格しなければなりません。記述試験合格後は、口述試験があり中小企業の診断及び助言に関する能力を問われます。

科目 試験時間 配点
事例Ⅰ(組織・人事) 80分 100点
事例Ⅱ(マーケティング・流通) 80分 100点
事例Ⅲ(生産・技術) 80分 100点
事例Ⅳ(財務・会計) 80分 100点

公式 中小企業診断士試験|(一社)中小企業診断協会

合格率

1次試験の合格率

年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率
H26 19,538 13,805 3,207 23.2%
H27 18,361 13,186 3,426 26.0%
H28 19,444 13,605 2,404 17.7%
H29 20,118 14,343 3,106 21.7%
H30 20,116 13,773 3,236 23.5%

2次試験の合格率

年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率
H26 5,058 4,885 1,185 24.3%
H27 5,130 4,941 944 19.1%
H28 4,539 4,394 842 19.2%
H29 4,453 4,279 830 19.4%
H30 4,978 4,812 906 18.8%

中小企業診断士の資格を取得するメリット

経営コンサルタント資格である中小企業診断士の資格を取得すると様々なメリットがあります。

キャリアアップになる

中小企業診断士試験の試験科目は、経営に必要な全般的な知識を学びます。

経営コンサルタント資格ではありますが、どの企業においても管理職が知っておくべき知識なのです。

つまり、中小企業診断士の資格を取得していると、経営に関する全般的な知識をもっている証になるため、マネージャ以上のポジションに就きやすくなります。

中小企業診断士試験の難易度は決して低いものではありませんが、社内での昇格、転職に非常に有利になります。

将来的に独立開業もできる

中小企業診断士の資格があれば独立開業もしやすいのです。

税理士や社労士のように独占業務はないものの、準公的機関から仕事を依頼されやすくなります。

中小企業診断士の試験に合格後にすぐ独立開業する方は少ないのですが、早期退職や定年退職後にコンサルタントとして独立する方がたくさんいます。

経営全般知識を学び、転職や勤めている会社で出世し、その後に独立して長年に渡って稼ぐことができる資格なのです。

女性が最も稼げる資格の一つ

中小企業診断士の主な仕事は、中小企業の経営の診断・助言です。経営に携わる女性が少ないため、女性の経営コンサルタントは貴重な存在なのです。

そのため、女性の中小企業診断士には仕事が依頼されやすく、独立すると瞬く間にたくさんの仕事が依頼されます。

報酬単価が高いため、家事・育児をしながら仕事と両立がしやすく密かに人気となっています。

中小企業診断士の勉強方法

中小企業診断士試験は独学による勉強方法では難しいと言われています。

1次試験はマークシート式で正答が公表されますが、2次試験は論述形式の試験で模範解答が公表されないため対策が難しいのです。

それでも、税理士や司法書士といった難関資格に比べれば、独学でも合格しやすい試験ではあります。

独学受験者向けに情報を提供しているサイトもあるので、参考にするとよいでしょう。

独学の注意点

中小企業診断士の試験科目は分野が幅広く、出題範囲をすべて勉強することは困難です。

中小企業診断士試験の試験傾向・重要論点など研究した上で、覚える深さを考えながら勉強しましょう。

また、2次試験の記述式試験は模範解答が公開されていないため、答案の添削指導は誰かにお願いするようにしましょう。

最短合格を目指すなら通信講座

資格学校を利用すると、試験の傾向を踏まえ、わかりやすく教えてくれます。

出題範囲の中で、強弱をつけて指導してくれるため、効率的に学ぶことができます。

そのため資格の学校へ通うのが一番ですが、受講料も移動時間が大きな負担となります。

近年はインターネットが普及し、通学と同等の講義を自宅で受講できる安い通信講座もありますので、早く合格したい方は通信講座を受講しましょう。

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