最近では男性でもネイルを楽しむ方が見られるようになりましたが、女性にとってネイルというのは身近なお洒落です。
そのネイルに関係する資格として、ネイリスト技能検定というものがあります。興味を持っている方も多いのではないでしょうか?
ネイリスト技能検定とは、どんな資格か?
ネイリスト技能検定というのは、日本ネイリスト検定試験センター(JNE)が主催する資格になります。
3級から1級までのレベルにわかれています。ネイリストとしての基礎からスキルを身につけていくことができます。
ネイリスト検定の受験生の声
私生活で役立つ場面
ネイリスト技能検定というとネイリストのための資格というイメージがあるかもしれませんが、私生活でも活かしていくことができます。
もともとネイルに興味のある方であれば、趣味の延長線上として楽しく勉強することができるでしょう。
ネイリストにならなくてもあくまでも自分のネイルの幅を広げていくという形で活かしていけば、指先のお洒落でも他の人と差をつけることができますよ。何よりもネイルがよりいっそう楽しくなります。
仕事にも活用できる場面
ネイリスト技能検定を仕事で活用しようと思ったら、やはりネイルサロンです。
ただ、最近では美容室にネイルのコーナーを設けているようなところもありますので、そういったところでも活躍することができるでしょう。
すでにあるサービスにネイルサービスを付加価値としてつけていくという形で、新しいビジネスを展開していくことも可能かもしれませんよ。
何を勉強するのか
ネイリスト技能検定では、ネイルケアの正しい手順、チップ&ラップ、アートの実践をはじめとしたネイル技術の勉強をしていくことになります。
普段からネイルをしている方であれば、いつもの作業にプラスして覚えていくだけですので楽しみながら勉強していくことができるでしょう。
ネイリスト技能検定の難易度
ネイリスト技能検定の合格率は3級で80%以上、2級で35%以上、1級で35%以上となっており、2級からがやや難しくなってきます。
しかしながら、トータルでは合格率も60%以上ですので、決して難易度が極端に高いというわけではありません。
1日1時間の勉強を1か月続けて合格したという方もいますし、2級までなら独学でも合格を目指すことができます。
1級を目指すのであれば、指導してくれる方が必要になってきます。
ネイリスト検定試験の概要
試験内容
1級を最高とし、1級、2級、3級の段階に分かれています。
- ネイリスト3級
- ネイリスト2級
- ネイリスト1級
ネイリストベーシックのマスター。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識。
サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識。
トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識。
実技試験のチェックポイントは以下の通りです。
ネイリスト3級の実技試験のチェックポイント
- 事前手入れ
- テーブルセッティング&消毒管理
- ファイル・エメリーボードの扱い方
- ラウンド仕上がり
- メタルプッシャーの使用方法(※工程審査有)
- ニッパーハンドリング(※工程審査有)
- クリーンナップ仕上がり
- カラーリング(表面、色むら)
- カラー・ライン取り
- ネイルアート
- 全体の仕上がり
ネイリスト2級の実技試験のチェックポイント
- ファイルストローク(※工程審査有)
- ラウンド仕上がり
- メタルプッシャーの使用方法(※工程審査有)
- ニッパーハンドリング
- クリーンナップ仕上がり
- カラーリング(ライン取り、表面、色むら)
- チップ&ラップ(および装着)
- ネイルアート
- 全体の仕上がりとサロンワーク
ネイリスト1級の実技試験のチェックポイント
- スタイリング(スクエア・オフ)
- ハイポイントの位置
- フリーエッジの長さ/厚みの均一性
- 強度と耐久性
- Cカーブ20%~30%
- キューティクルラインのスムーズさ
- 表面の仕上がり/光沢・気泡の状態
- チップの装着状態(チップオーバーレイ、ミックスメディアアート含)
- イクステンション
- ミックスメディアアート
出題形式
実技と筆記試験があります。
合格率
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
3級 | 323,341 | 271,060 | 83.83% |
2級 | 239,860 | 95,052 | 39.63% |
1級 | 111,194 | 40,739 | 36.64% |
※2015年秋期までの累計